The Flame in the Flood

The Flame in the Flood

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The Flame in the Flood 日本語スターターガイド(サバイバル編)
By Kasetsu
 陽気なカントリーミュージックが流れる中、老犬とイカダにのって川下りサバイバルをする『The Flame in the Flood』 。 一見のんびりとした情緒と独特のアートワークが魅力的な作品ですが、漏れ聞こえてくる高難易度の悲鳴に尻込みしている方も多いのでは。そこで、本作をプレイする上での基本情報と序盤を乗り切るためのコツをまとめたスターターガイドを作成してみました。「ローグライク作品に馴染みがないけど、この作品が気になっている…」という方も是非どうぞ。
   
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[このガイドの趣旨]
  • 『The Flame in the Flood』の基本情報と序盤を乗り切るためのコツをまとめたスターターガイドです。【罠でウサギを捕る】事を最終目標にガイドをしていきます。
  • 本作は《川下り》と《サバイバル》という異なる2つのパートによって構成されていますが、当ガイドでは《サバイバル》パートのみを扱います
  • ガイド内の各所にある【TIPS】と書かれている部分はワンポイントアドバイスになります。

- 注意事項 -
当ガイドは作成者のプレイ経験に基づいて書かれているため絶対解ではありません。
あくまで足がかりとして気軽に目を通し、必要な情報を有効に活用していただければ幸いです。
スターターガイドですので、Wikiのようにあらゆる情報を網羅するものではありません。
ガイド内の操作説明はキーボード/マウス準拠になっています。




[更新履歴]
2015年10月2日 - ガイド作成。

2015年10月28日 - 今週新たなアップデートが来るようなので、遊んでみて諸々検証した後にガイドを更新します。それまではガイド内の情報は v 0.3.007 のものである事をご了承ください。

2015年11月3日 - 2015年10月30日のアップデートに伴い、ガイドの内容を現行のv 0.3.008に合わせたものに更新しました。今回のアップデートで多くの変更や追加要素がありましたが、当方ではあくまでガイドに触れるもののみの更新に留めてあります。

《当ガイドの更新項目は以下の通りです。お手数ですがガイド目次を参照してください。》
(★がついているものは特に重要な更新をした項目です)
  • [ゲーム画面] 〔★気温に関する記述を修正〕
  • [体温(BODY TEMP)] 〔★〕
  • [インベントリ画面] 〔★OUTFITTER(装備)に関する部分を更新〕
  • [スタート地点での準備]
  • [焚き火について] 〔★仕様変更に伴う大幅な修正〕
  • [水について] 〔★Water Filterのレシピ変更〕
  • [序盤の脅威となるAFFLICTIONS(状態異常)たち]
  • [Snare(スネアトラップ)を作る] 〔★Snareのレシピ変更〕
  • [罠を仕掛けてウサギを捕る] 〔★罠の耐久値に関する加筆〕
  • [最後にオススメのクラフトアイテムをひとつ] 〔★レシピの変更〕

v 0.3.008 の詳細に関してはこちらの公式ポストをどうぞ↓
http://cs2bus.com/games/318600/announcements/detail/115199797480817601
2015年11月4日 - 本日緊急アップデートでバージョンが 0.4.001 になりましたが、バグフィックスがメインでゲーム内容に影響を及ぼすものではなかったのでガイドは現状維持とします。


2015年12月24日 - 本日新たなアップデートがあり、現行バージョンが 0.5.002 になりましたので、また遊んでみて諸々検証した後にガイドを更新します。それまではガイド内の情報は前バージョン(0.4.002)のものである事をご了承ください。


2016年1月5日 - ガイドの内容を現行バージョンの 0.5.002 に合わせたものに更新しました。今回のアップデートでも多くの変更や追加要素がありましたが、前回と同じく当方ではあくまでガイドに触れるもののみの更新に留めてあります。

《今回の当ガイドの更新項目は以下の通りです。お手数ですがガイド目次を参照してください。》
(★がついているものは特に重要な更新をした項目です)
  • [メニュー画面]
  • [ゲーム画面] 〔★アイテムショートカットメニューに関する加筆〕
  • [空腹値(HUNGER)]
  • [インベントリ画面] 〔★仕様変更に伴う大幅な加筆〕
  • [スタート地点での準備]
  • [焚き火について] 〔★仕様変更に伴う修正とレシピの変更〕
  • [Stone Knife(石のナイフ)を作る] 〔★仕様変更に伴い修正〕
  • [罠を仕掛けてウサギを捕る]

v 0.5.002 の詳細に関してはこちらの公式ポストをどうぞ↓
http://cs2bus.com/games/318600/announcements/detail/809885025358966774

2016年2月25日 - 本日『The Flame in the Flood』がEarly Accessを終えて正式に発売されましたので、いつも通り遊んでみて諸々検証した後にガイドを更新します。それまではガイド内の情報は前バージョン(0.5.002)のものである事をご了承ください。

正式版の詳細(追加要素・修正項目等)に関してはこちらの公式ポストをどうぞ↓
http://cs2bus.com/games/318600/announcements/detail/877444819667903051

2016年3月6日 - ガイドの内容を正式版(現行ではv 1.0.002)に合わせたものに更新しました。正式版の発売に伴い【ストーリー・キャンペーン】という大きなコンテンツの追加がありましたが、当方の更新はこれまで通り、あくまでガイドに触れるもののみに留めてあります。

《今回の当ガイドの更新項目は以下の通りです。お手数ですがガイド目次を参照してください。》
(★がついているものは特に重要な更新をした項目です)
  • [ストーリー]
  • [ゲームの大まかな流れ]
  • [メニュー画面] 〔★荷物の持ち越しに関する加筆〕
  • [インベントリ画面] 〔★仕様変更に伴う各所の修正〕
【 New!】
新たに [ゲームモードについて] という項目を追加しました。
お手数ですがこちらもガイド目次を参照してください。



- 最終報告 -
2016年2月25日に『The Flame in the Flood』の正式版が無事の発売を迎えたので、当ガイドも2016年3月6日の更新を以って完成とします。今後ゲームによほどの大きな変更がない限りはこれ以上ガイド内容に手を加える事はありませんので、どうぞ宜しくお役立てください。
(※ガイド内容は維持しますが、文章等に細かな修正は入れるかもしれません)

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[The Flame in the Flood とは?]
 独立系開発会社 The Molasses Flood が開発し、2015年9月24日よりSteamにてEarly Accessを開始。2016年3月6日に正式版がリリースされたローグライクな川下りサバイバルゲームです。独特なシステムとローグライク要素によって非常に手ごたえのある作品に仕上がっており、【大洪水で文明が崩壊した世界】という舞台背景とリアルなクラフト要素も相まって、過酷なサバイバル生活を疑似体験出来る “サバイバルシミュレータ” としての側面も持ち合わせています。

[ストーリー]
 世界を飲み込む大洪水を生き延びた Scout(スカウト)は、とある小島で暖を取っていた。そこへどこからともなく老犬 Aesop(イソップ)が現れ、Scoutの前にバックパックを差し出す。そのバックパックの中にまだ電源が生きているラジオを発見したScoutは、電波が拾える場所を求めてAesopと共に濁流ひしめく世界へイカダで漕ぎ出すのだった―……

 と、ストーリー・キャンペーンのオープニングではこのような取っ掛かりが描かれており、プレイヤーは Scout となって Aesop と共に川の流れの果てに存在すると言われている救済の地を目指して旅をします。


[ゲームの大まかな流れ]
 The Flame in the Flood におけるサバイバルは、住処を定めて拠点を拡大していくような定住型サバイバルではなく、小島を渡り歩いて少ない資源をかき集め、その場その場で取捨選択をしながら日々を生き延びていくタイプの【移動型サバイバル】です。各小島で手に入る資源・物資はごく僅かですが、川と小島が次々と自動生成されていくので、プレイヤーは川下りと小島でのサバイバルを繰り返しながら先へ先へと進んでいきます。


・《川下り》パートから《サバイバル》パートへの移行の流れ。(各画像はクリックで拡大)

川下り中に上陸できる小島を発見したら、


          
上陸して、


          
《サバイバル》パートを開始。


  • ゲームモードは〔ストーリー・キャンペーン〕〔エンドレスモード〕の2種類があり、それぞれのモードで目指すゴールが異なります。各モードの差異については別項にて。
  • Scoutが死んだらゲームはその場で即終了。再び一からのスタートとなります。
  • ただし救済措置として “Aesopに預けた荷物は次のゲームに持ち越すことが出来る” ので、慣れないうちは特にこの点を留意してゲームを進めていくといいでしょう。

【セーブについて】
The Flame in the Flood にはオートセーブシステムが採用されており、マニュアルセーブや複数セーブスロットなどは存在しません。ゲーム内でオートセーブが行われるポイントは《イカダで小島に上陸した時》《離岸した時》、それから《睡眠をとった時(睡眠場所は問わず)》です。ゲームを中断/終了する際はこれらのオートセーブポイントを目安にするといいでしょう。


オートセーブが行われている時は画面右下にセーブマークが表示されます。

[メニュー画面]

      (クリックで拡大)

Continue = 中断したゲームの再開
New Campaign = 新しくストーリー・キャンペーンを始める
New Endless Game = 新しくエンドレスモードを始める
Options = 各種設定
Quit = 終了


初回起動時か、もしくはゲームオーバーになってメニュー画面に戻ってきた場合メニュー画面に “Continue” ボタンは無く、表示項目は以下の4つになります。



【荷物の持ち越しについて】
前項で “Aesopに預けた荷物は次のゲームに持ち越すことが出来る” と書きましたが、これは “いつでも任意にゲームを中断して荷物を持ち越せる” という意味ではありません。《Aesopに荷物を預けた状態で死んできっちりゲームオーバーを迎えた場合》のみ、荷物を持ち越して新しくゲームを開始する事が出来るようになっています。ゲームオーバーを迎えていない進行中のデータが残っている状態で新しいゲームを始めた場合、セーブファイルがリセットされて所持品がまっさらになってしまうので注意しましょう。


進行中のゲームデータが残っている状態で新しいゲームを始めようとすると、このようにセーブファイルを上書きする旨を確認するメッセージが表示されます。

  • 荷物の持ち越しはゲームモードに関係なく適用されるので、キャンペーンでゲームオーバーになった直後にエンドレスモードを始めてもAesopに預けた荷物はそのまま持ち越されます。
  • キャンペーンモードをクリアした場合は、荷物の持ち越しは発生しません。

[ゲームモードについて]
 The Flame in the Flood には〔ストーリー・キャンペーン〕〔エンドレスモード〕の2種類のゲームモードが存在します。各モードの詳細は以下の通り。



・New Campaign(ストーリー・キャンペーン)
本作の基本体験である川下りサバイバルをしつつ、メインのストーリーライン上に設定された目的を達成しながらゴールを目指すモードです。クリアまでに一通りの要素に触れる事ができ、このモードでしか見られない施設やイベント、修羅場なども存在しているので、まずはこちらのモードから触れてみるといいでしょう。

・New Endless Game(エンドレスモード)
明確なゴールは存在せず、延々とステージが生成され続けるので、川下りサバイバルをしつつひたすら生存日数を更新していくことが目的となっています。ストーリー・キャンペーンでは達成するのが難しい要素(最上位装備のコンプリートなど)を追求していく事も可能なので、自分なりの目標をたててプレイするも良し、とことんまでやり込むも良しのフリーサバイバルに挑戦したいプレイヤーはこちらのモードをどうぞ。


【ストーリー・キャンペーンの難易度について】
ストーリー・キャンペーンは開始時に難易度を選択できるようになっています。New Campaign を押すと以下のような “難易度選択” の項目が出るので、任意で好きな方を選択しましょう。


Traveler = 初めてプレイする場合はこちらがオススメ。死んでしまっても “チェックポイントからのリトライ” が可能で、資源も豊富に生成されます。
Survivalist =こちらは経験者向け。資源の生成は抑えられ、ステータスの減少速度は Traveler よりも早く、死んだら即ゲームオーバー/最初からやり直し。という緊張感ある仕様になっています。
(※エンドレスモードのルールはこちらに準拠しています)


【難易度 Traveler のリトライについて】
The Flame in the Flood は《死んだら即ゲームオーバー/最初からやり直し》というのが基本ルールになっているんですが、ストーリー・キャンペーンで難易度 Traveler を選択した場合のみ、死亡時に “チェックポイントからのリトライ” が可能になっています。本作におけるチェックポイントとはゲーム内のバイオームが変化する “エリアの境目” の事で、Traveler でプレイした場合このチェックポイント毎に特殊なオートセーブが行われるため、死亡時に任意のチェックポイントのデータをロードしてリトライする事が出来るようになっているんです。


・リトライの流れ。(各画像はクリックで拡大)

チェックポイントを通過(画面の中央少し上に - REGION - という表示が出ます)


           ↓
死亡


           ↓
死亡後のリザルト画面で任意のチェックポイントを選択すると…


           ↓
リトライ出来ます。



※ロードできるチェックポイントは恐らく直近の2つ。
同じチェックポイントを何度もロードできるかは要検証。

[ゲーム画面]
・サバイバルパートのメインゲーム画面は以下のようになっています

                  (クリックで拡大)

① 川を下った距離(マイル換算)と経過日数

② 昼夜のアイコンと時計
The Flame in the Flood には昼夜のサイクルがあり、明け方 / 日中 / 夕方 / 夜間 に応じて中心のアイコンが変化します。アイコンの周りの青いバーは時間経過を表していて、12時の位置から時計回りに青いバーが進行していき、バーが1周するとちょうど一日が経過します。
現行バージョンでは天候に応じたアイコンの変化は無いみたいです。

③ 気温
現在の気温です(数値なし、アイコンのみ)。
気温は Scout の体温に影響を及ぼし、特に 夜間の気温の下降に伴う体温の低下 が顕著なので、夜ごとに気温を確認しておくといいでしょう。

④ 空腹値(HUNGER)
Scout の健康状態を表すステータスのうちの一つ。
別項で解説。

⑤ 喉の渇き(THIRST)
Scout の健康状態を表すステータスのうちの一つ。
別項で解説。

⑥ 体温(BODY TEMP)
Scout の健康状態を表すステータスのうちの一つ。
別項で解説。

⑦ 疲労値(FATIGUE)
Scout の健康状態を表すステータスのうちの一つ。
別項で解説。

勝手ながら当ガイドではこの 空腹値 / 喉の渇き / 体温 / 疲労値 の4つを、
以降 [4大ステータス] と呼んでいきます。


⑧ Scout の総合健康状態を表すポートレイト
各ステータスの値を総合した Scout の現在の健康状態を表すポートレイトです。
4大ステータスの総合値が減れば減るほど Scout の顔色がどんどん悪くなっていきます。
ちなみにこの総合健康状態には【状態異常】の分も含まれるので、下の画像のようにステータス面の健康が十分に維持されている状態でも顔色が悪い場合があります。


⑨ Scout のスタミナ
ダッシュや威嚇行動をする事によって消耗します。消耗したスタミナは少し待つとすぐに回復しますが、回復がはじまるまでのクールタイムについては要検証(個人的な体感としては、スタミナを使い切った時よりも少し残っている時の方が回復までのクールタイムは短い気がします)。

⑩ バックパック
Scout のバックパックのアイコンと [ 現在のアイテム所持数 / 最大所持数 ] です。
バックパックのアイコンをクリックするとインベントリ画面が開きます。

⑪ アイテムショートカットメニュー
テンキーの [1] [2] [3] に対応しているショートカットメニューです。

[1] は治療アイテムのショートカット。
[2] は飲食関連アイテムのショートカット。
[3] は罠や使い捨てアイテムのショートカットになっています。

【TIPS】
v 0.5.002 から、緊急時に有用なアイテムのショートカットがテンキーの [4] [5] [6] [7] に追加されました。追加されたものは以下の通り。

[4] - Bow(弓)
[5] - Tainted Bait(汚染餌)
[6] - Gas Bomb(ガス爆弾)
[7] - Torch(たいまつ)

 なお、この追加のショートカットに関してはチュートリアル表示も存在しますが、チュートリアル内の画像はアイテムに対するキー配置が間違っているので気をつけてください。



[空腹値(HUNGER)]
  
  • ゲームを開始すると自動的に減っていくステータスです。
  • 数値化すると最大値は100。
  • 食べ物を摂取することで回復し、枯渇すると死亡します。

【TIPS】
本作は自動生成される世界を舞台にした先の見えないサバイバルゲームなので、出来るだけ腹を満たしておくことをオススメします。特に序盤は所持できるアイテムが少ないので、食べられるものはどんどん食べてインベントリを空けてしまいましょう。幸いなことに本作は、クワの実やミミズやガマなど実に様々なアイテムを食べ物として摂取する事が出来ますので、選り好みしなければ生存率は上昇します。

【原料系のアイテムの摂取について】
Dandelion(タンポポ)や Cattail(ガマ)は通常時は他のクラフトアイテムの材料となる原料系アイテムですが、非常時には食料として摂取する事ができます。しかしこれらの原料系アイテムは飲食関連アイテムのショートカットには表示されないので、摂取する場合はインベントリ画面でアイテムをクリックして [ Consume(食い尽くす)] を選択しましょう。


[ Consume Stack(一気食い) ] を選択することで、
一度にまとめてアイテムを摂取する事も出来ます。

[喉の渇き(THIRST)]
  
  • ゲームを開始すると自動的に減っていくステータスです。
  • 数値化すると最大値は100。
  • 飲料を摂取することで回復し、枯渇すると死亡します。

【TIPS】
現行バージョンでは、喉の渇きはほとんどの場合 Clean Water(浄水)というアイテムを摂取することで回復します。しかし浄水の回復値は50もあり、自力で浄水を作成するには少々手間もかかるので、このステータスは空腹値と違ってこまめに回復しないほうがいいでしょう。
浄水を含めた“水の扱い”に関してはまた別項にて。

[体温(BODY TEMP)]
  
  • 気温によって変動するステータスで、特に夜間の体温の低下が顕著です。
  • 数値化すると最大値は100。
  • 状態異常の《Wet(濡れた状態)》を負う事で体温の低下速度が早まります。
  • 体温が低下した場合は焚き火で休息するか屋内で睡眠を取ると回復します。
  • 枯渇すると死亡します。

【TIPS】
状態異常の《Wet》を負う条件は2つ。「川下り中に落水する」「雨に降られる」のどちらかです。体温の低下は思った以上に早いので、《Wet》を負った場合はなるべく早く焚き火で休息するか屋内で睡眠を取って回復したいところ。

[疲労値(FATIGUE)]
  
  • ゲームを開始すると自動的に減っていくステータスです。
  • 数値化すると最大値は100。
  • 睡眠をとることで回復し、枯渇すると死亡します。

【TIPS】
この疲労値も空腹値と同じで、余裕があるなら出来るだけ満たしておきたいステータスです。
「まだ大丈夫」と安気していると気づいたら大変な事になっていた…というような事態も十分に起こり得るので、安全を確認できたら最小単位の1時間でも寝ておいて損はありません。ちなみに睡眠時間は1時間単位で1~8時間の中から選択が可能。睡眠を取る際は数値を確認して寝る時間を決めてもいいんですが、個人的なオススメとしては [4時間でちょうど疲労値を半分回復出来る] という点を目安に、感覚で決めちゃうのが楽でいいと思います。

[インベントリ画面]
 メイン画面のバックパックのアイコンをクリックするか、ショートカットの[I]キーを押すとインベントリ画面が出てきます。ノートの右ページ上のアイコンの付いた付箋を選択することで様々な情報にアクセスする事が可能です。


・GOALS(目的・目標)

 ゲーム内で達成すべき目的や目標が書かれています。
ストーリー・キャンペーンを進めるための目標と、ゲーム内で受けられる Task という小さな仕事の詳細/各項目の達成の有無をこのページで確認できます。現在進行中のキャンペーン目標や Task は左ページの CURRENT OBJECTIVES に。達成済みの項目はその下の COMPLETED に分類され、左ページの各項目にカーソルを合わせると、右ページにその項の詳細が表示されます。

【 Task について】


 マップの各所にランダム配置される CACHE(隠し場)という青いポストのような場所では、Task(仕事)を受けられます。Task には【狩り】や【クラフト】に関する様々な小目的が設定されており(内容はランダム)、目的を達成した状態で CACHE を訪れると報酬が受け取れるようになっています。各 Task には特に制限時間などは設定されておらず、どの CACHE からでも報酬は受け取れるので、緊急でもない限りはサバイバルついでにのんびりと Task を進めていきましょう。


赤い旗がなびいているCACHEを調べると、「Get Task」で新しいTaskを受けたり「Collect」で報酬を受け取ったり出来ます。

 ちなみに最初の Task だけはスタート地点の小島で受けられる《Basic Tools》というものに固定されていて、内容は「 Stone Knife(石のナイフ)と Stone Hammer(石のハンマー)を作成しろ」というもの。目的を達成すると報酬に Camp Fire(焚き火)を1つ受け取れます。




・AFFLICTIONS(状態異常)

 直訳では【苦悩・苦痛】という意味で、《火傷》や《骨折》などの状態異常全般を負うとこのページに詳細や治療に必要なアイテム名などが表示されます。適切な治療アイテムを所持している場合はこのページから治療も行えます。異常がない場合は右ページに緑の十字マークとNo Ailment(健康)の文字が表示されます。

【TIPS】
背負った状態異常に2種類の治療方法があり、どちらの治療アイテムも所持している場合は、このページで任意の治療アイテムの選択が可能です。CURE WITH:の下に表示されているアイテムのうち任意のものをクリックすれば、そのアイテムでの治療が開始されます。




・CRAFTING(アイテム作成)

 アイテム作成はこのページで行います。左ページからクラフトしたいアイテムをクリックするか、右ページ下の [CREATE ITEM] ボタンを押すとアイテムが作成されます。左ページのアイテム一覧でアイコンの背景が緑色になっているものが現在作成できるアイテムで、アイコンの背景が青色のものは “レシピを持っているけど素材不足で作成できないアイテム” です。

 アイテムアイコンがロックされているものはまだレシピを発見していないアイテムです。レシピはそのアイテムの作成に必要な素材が揃うと自動的にアンロックされますが、素材の他に【火】や【道具】が必要なアイテムの場合は、素材が揃ってもすぐにアイテムを作成できない場合があります。


・INVENTORY(所持アイテム一覧)

 所持アイテム一覧はこの画面に表示されます。

TOOLBELT:重要な道具を作成した場合にアンロックされます。
BACKPACK:Scoutが所持しているアイテムです。ゲームを進めていくと特定のアイテムで所持容量を増やすことが出来ます(最大で28個までスロットを拡張可能)。
AESOP'S BAG:Aesopに預けているアイテムです。スロットの拡張はできません。
RAFT STASH(DOCK ONLY):イカダに預けているアイテムです。イカダのアップグレード(※当ガイドでは触れません)によって積載容量を増やすことが出来ます。

【TIPS】
TOOLBELT に表示されるアイテムは特殊なもので、プレイヤーがいじる事は出来ません。
その他のアイテムは、アイコンをクリックすると出現する小型メニューからいつでも Scout や Aesop や イカダ に移動することが出来ます。ただし、イカダにアイテムを預ける場合は [桟橋] にいる必要があります。

【TIPS 2】
アイテムアイコンにカーソルを持っていくと右ページにアイテムの詳細説明が表示されるので、新しいアイテムを手に入れたら確認してみることをオススメします。例えばCattail(ガマ)という原料系アイテムの詳細説明を確認すると “Hunger +2(空腹値を2回復)” と書かれているので、非常食としても使えるという事が分かります。



- 重要事項 -
v 0.5.002 より、TOOLBELT のアイテムに 耐久値 が追加されました。


 TOOLBELT のアイテムは修理などが出来ず、耐久値がゼロになると消滅してしまう使いきりのアイテムになったので、壊れたらまた新たに作成する必要があります。アイテムの使用率はアイコンからも分かりますが、TOOLBELT のアイテムアイコンにカーソルを持っていくと右ページに表示されるアイテムの詳細説明にも、残りの耐久値がパーセンテージ表示されます。



・OUTFITTER(装備)

 Scout が現在装備しているアイテムです。装備は 帽子 / ジャケット / グローブ / パンツ / ブーツ の5つに分かれていて、探索で発見できる基本装備品以外は主にクラフトによって作成します。装備の耐久値などは特に無し。装備の主な役割は防寒です。

【TIPS】
探索やクラフトで手に入れた装備品はちゃんと装備しなければ反映されません。装備品を拾ったら所持アイテム一覧から装備品をクリックして [Equip(装備する)] を選択しましょう。

【TIPS 2】
Stone Knife(石のナイフ/別項にて解説)を持っていれば、不必要な装備品を Rags(ぼろきれ)にリサイクルできます。Rags は様々なクラフトで活躍する有用アイテムなので、Stone Knife を作ったら余分な装備品はどんどんリサイクルしてしまいましょう。



- 装備品の総合防寒値について -

 OUTFITTER のページを開くとノートの右側に表示される温度計に、“Gear Rating” とマークされているのが【装備品の総合防寒値】です。この総合防寒値は Scout の体温の上昇/低下に影響を与える重要な要素になっていて、メインのゲーム画面の温度の場所にもオレンジのマークがしっかり表示されています。



 見方としては、気温が Gear Rating のマークを上回ると Scout の体温が上昇。下回ると Scout の体温が低下するようになっていて、Gear Rating と気温の差が開けば開くほど体温の上昇速度や低下速度が早まるようになっています。



 つまりこの Gear Rating のマークの位置を下げれば下げるほど Scout はより低温に耐えられるようになり、4大ステータスの《体温》の管理がしやすくなるというわけなんですが、その Gear Rating のマークの位置を下げるためにするべきことが “装備の強化” です。実例として、装備をかなり強化した状態と初期状態の温度計を並べた画像で Gear Rating のマークの位置を確認してみると、装備強化時の方がマークの位置が下がっているのが分かると思います。


 趣旨に該当しないので装備の強化については当ガイドでは触れませんが(スミマセン)、総合防寒値システムと装備の強化は密接に関係しているので、序盤を乗り切ったら装備の強化にも積極的に挑戦してみてください。きっとサバイバルの助けになってくれます。



基本情報は以上です。
次項からはゲーム序盤のガイドをしていきます。

[スタート地点での準備]
 ゲームが始まったらまずはスタート地点の小島で準備をしましょう。
このスタート地点の小島ではステータスは減少しないので、各所にあるチュートリアル看板などに目を通しながら落ち着いてゆっくり準備が出来ます。ただし、焚き火は絶対に踏まないこと。焚き火を踏むと状態異常の《Burned Skin(火傷)》を負ってしまいます。スタート地点ではステータスが減少しないので火傷の恐ろしさは分かりづらいですが、小島を離れてステータスの減少が始まると同時にその脅威を痛感することになるでしょう。

 でもここでの火傷はこのゲームの洗礼みたいなものなので、ゲームオーバーを笑って済ませられるという方は一度経験してみるのもいいかもしれません。お好みでどうぞ。

ずいぶん前のバージョンから焚き火が見えない壁で囲まれて踏めなくなってしまったので、正式版では焚き火による火傷の心配はありません。ですが個人的にこの《火傷》のシステムは気に入っていたので、勝手ながら焚き火による火傷の注意事項は残しておきたいと思います。)


では小島にあるアイテムを集めましょう。入手できるものは以下の通り。
  • Sapling(若木) x1
  • Charcoal(炭) x1 ※焚き火から入手。
  • Cattail(ガマ) x4
  • Feather(カラスの羽) x2 ※v 0.5.002 から追加。
  • Jar(広口の空き瓶) x1
  • Water Filter(水こし器) x1
  • ランダムアイテム x2

【便利なアイテム】
Cattail(ガマ)
様々なアイテムに加工でき、有事の際には非常食にもなる全編通して有用なアイテムです。一つのスロットに10個までストックできます。大抵の場合は水たまりに群生しているので、アイテム欄に余裕があるなら出来るだけ持っておきたいひと品。


 アイテムを集めたら練習も兼ねてクラフト画面で新しいアイテムを作成してみましょう。個人的にオススメなのは Cattail x4 を使って Tinder(燃えやすい素材)x3Braided Cord(細縄)x1 を作ることです。これから冒険を始めるというのに何故アイテム欄を圧迫してまで Braided Cord を1つ作るのかというと、それは序盤の最重要アイテムである Stone Knife(石のナイフ)の作成にこの Braided Cord が1つ必要だからです。

Tinder(燃えやすい素材)
Cattailから作成できるアイテムで、焚き火に火をつける際の着火材として使用します(実際にもガマの穂をよく解きほぐしたものは着火材として優秀なんだそうです)。一つのスロットに5つまでストック出来ます。v 0.3.008からは焚き火に火をつける機会が少なくなりましたが、その分火をつける事の重要性も増したので、やはり十分なCattailが手に入ったらなるべく最大ストックの5つは作っておきたいアイテム。

Braided Cord(細縄)
Cattailから作成できるアイテムで、主に罠や道具の材料となります。
一つのスロットに10個までストック出来ます。



以上でスタート地点での準備は完了です。
桟橋に泊めてあるイカダに乗って冒険をはじめましょう。

[焚き火について]


 焚き火は主に火を使うアイテム(調理肉など)をクラフトするために必要な場所であり、睡眠を取れる場所であり、アイテムの Charcoal(炭)を取得できる唯一の場所であり、状態異常の《Wet》を回復できる場所でもあり、オオカミよけ にもなるという重要地点です。 しかし、当然ながら雨が降ると焚き火の火は消えてしまい、火が消えた焚き火はその効力を失ってしまうので、再び焚き火の恩恵を受けたい場合はアイテムの Tinder を1つ消費してもう一度火をつける必要があります。


【仕様変更】
v 0.5.002 から 時間経過で焚き火の火が消えるようになりました(ゲーム内時間で数時間。詳しくは要検証)。とは言っても、ちょっと休憩したりクラフトをするくらいの時間経過では消えないので安心してください。気をつけなければいけないのは 焚き火で睡眠を取る場合 で、個人的な体感としては4時間以上の睡眠の後に焚き火の火が消えてしまう事が多かったので、焚き火で睡眠を取る際は “睡眠後に火が消えてしまうかもしれない” という点を留意したうえで、一応の備えとしてすぐに焚き火に火がつけられるよう準備してから睡眠を取ることをオススメします。


    焚き火の火が消えた時のメッセージ。


【TIPS】
焚き火はクラフトで作成する事も出来ます。


材料は Old Lumber(板きれ) x1Tinder x1
それと Flint(火打ち石) x1 です。

 作った焚き火はアイテム欄にストックされ(重複ストック不可)、ショートカットの[3]で呼び出したアイテムリストから選択することで任意の場所に設置する事が出来ます。

    


【TIPS】
Camp Fire(焚き火)
  • クラフトで作成した焚き火も生成される焚き火と性能は何ら変わりません。火を使うクラフトアイテムを作成でき、睡眠も取れ、Charcoalを取得でき、《Wet》も回復し、オオカミよけになってくれます。
  • 設置した時点で既に火がついているので、Tinderを消費する必要はありません。
  • 一度設置した焚き火は回収できません。
  • バイオームによっては焚き火を設置出来ない場所があります。

- 注意事項 -
焚き火が作れるようになった事により、以前まで過剰なほどあちこちに点在していた【火の消えた焚き火】が生成されなくなりました。代わりに火のついた焚き火が Campタイプの島 に確実に生成されるようになりましたが、焚き火のある島にいつでも立ち寄れるとは限らないので焚き火のありがたみや重要性はこれまでよりも確実に増したと言えます。

焚き火が生成される Campタイプの島 のマーク。

 ただ、そうは言っても序盤は余程の無茶をしない限り焚き火を作成しなければならないほどの極限には陥らないので、スターターガイドのアドバイスとしては 焚き火のクラフトはあまり気にしなくても大丈夫です。 序盤を乗り切ったら一応の備えとしていつでも焚き火が作れるだけの材料をストックしておく。くらいの心構えでいいと思います。

[水について]
 本作に登場する飲料は主に水です。そして The Flame in the Flood の世界には水が溢れているので、とりあえず“水を収集するだけ”ならいつでもどこでも出来ます。方法は簡単で、スタート地点で手に入る Jar(広口の空き瓶)というアイテムを[桟橋]や水たまりで使えばオッケー。
これで Polluted Water(汚水)が手に入ります。

Jar(広口の空き瓶)
 
Polluted Water(汚水)


 しかしこの汚水を飲むと状態異常の《Giardia》を負ってしまうので、極限状態でもない限りはクラフト画面から Clean Water(浄水)を作成しましょう。浄水の作成に必要なものは Polluted Water と Water Filter(水こし器)です。Water Filterもスタート地点で必ず手に入るアイテムなので、スタート地点で試しに浄水を作ってみるのもいいでしょう。ちなみに Polluted Water のTHIRST回復値は30(+状態異常)。Clean Water は50です。

Polluted Water(汚水) +  Water Filter(水こし器)
 
Clean Water(浄水)


【TIPS】
Water Filter(水こし器)
浄水の作成に必要なアイテムで、3回まで使うことが出来ます。3回使うと消失してしまい回数のチャージも出来ないので、無くなったら新しく作る必要があります。レシピは Charcoal(炭)x2と Cattail(ガマ) x2と Rags(ぼろきれ)x1。

 注意点として、Water Filterは重複ストックが利かないので複数作成するとアイテム欄を圧迫してしまうというデメリットが挙げられます。しかし汚水から浄水を作成するためにはこのアイテムが絶対に必要なので、確実に1つは所持しておきたい。なので対処法としては、《作成に必要な材料を切らさないようにして、1つのWater Filterを使い切ったらすぐに新しいものを作れるよう準備しておく》。これを心がけておくといいでしょう。

[アイテムクラフト以外で浄水を手に入れる方法]
- 汲み上げポンプや井戸を使う -

  

 マップにランダムで生成される汲み上げポンプや井戸からは直接浄水を手に入れることが出来ます。ちなみにこれらの場所から浄水を入手する場合は《飲む》か《Jarに入れる》かの選択が可能ですが、使用できるのは一度だけなので「水を飲んだ後でJarに浄水を集める」といった事は出来ません。Jarに汚水が入っている場合は《Jarに入れる》を選んで汚水と浄水を入れ替えることも出来ます。

【TIPS】
小技になりますが、Jarが空の状態で尚且つTHIRSTの値が50以下の場合は《飲む》を選択するのが最善です。なぜなら《Jarに入れる》を選択してアイテムとしての Clean Water にしてしまった場合、その浄水はTHIRSTを50しか回復できないからです。対して《飲む》を選択した場合はTHIRSTの回復値に上限が無く、極端な話THIRSTが1でも全回復してくれます。


- 雨 -
雨が降っている時にJarを使うとどこでも浄水が手に入ります。
雨が降っている限りはいくらでも浄水を確保できるので、雨になったらひとまず浄水を集めて景気よく一杯飲んでしまってから、また浄水を集めるといいでしょう。雨に降られると《Wet》を負ってしまうので状況次第ですが、おそらく浄水の確保を優先したい場合が多いと思います。

[オオカミについて]


 全編通して手強い敵となるのがオオカミです。
なぜなら彼らの攻撃を受けると《 裂傷 》という恐ろしい状態異常を負ってしまうからです。
道具が揃ってくれば彼らに対抗する手段は複数から選べるほどになりますが、当ガイドの役割はあくまで序盤の案内なので、対抗手段の無い序盤で推奨するのは逃げの一手。オオカミは極力避けましょう。以下にオオカミの行動の特徴と避け方を書いておきますので、参考にしてください。


《日中の場合》
  • オオカミは夜行性なので日中にいきなり襲ってくる事はありません。
  • 日中に小島にオオカミがいる場合、彼らは寝ているかウサギを食べています。
  • ウサギを食べている場合は小島に上陸した時点で咀嚼音が聞こえてくるのですぐに分かりますが、寝ている場合は音がしないのでゲーム画面にて目視する必要があります。
  • どちらの場合も近づかなければ安全ですが、うっかり近付きすぎると襲ってくるので行動は慎重に(反応距離や反応のトリガーについては要検証)。
  • 小島に複数オオカミがいる場合、一匹に気づかれると全員が襲ってきます。
  • カラスには注意してください。
  • オオカミが襲ってきたらすぐに桟橋に逃げましょう。
    (※桟橋については別項にて)

《夜間の場合》
  • 夜間に小島に入ると高い確率で遠吠えが聞こえ、直後にどこからともなくオオカミが襲ってきます。オオカミは夜行性なので夜間は常に攻撃的で、日中のような隙はありません。
  • 大抵の場合遠吠えが聞こえるまでに少し間があるので、夜間に小島に入った場合は少し進んで立ち止まり、遠吠えを待ってみると比較的安全にオオカミを回避できるかもしれません。
  • 遠吠えが聞こえない場合はその小島はたぶん安全です。
  • オオカミが視界に入ったらすぐに桟橋に逃げましょう。
    (※桟橋については別項にて)

《特別な状況》
  • 日中にオオカミがいない事を確認した小島でも、探索中に日が沈んで夜になった場合遠吠えが聞こえてオオカミが出現する場合があります。

  • 対抗手段の無い序盤でも 焚き火だけは例外です 。オオカミは火を恐れるため、焚き火のそばにいればひとまずは安全を確保できます。この有用性は全編通して変わらないので、焚き火が近くにある場合はどんどん活用しましょう。

焚き火を避けるオオカミの様子。

      (クリックで拡大)

[桟橋について]
・小島に上陸するとまず桟橋の画面になります。


      (クリックで拡大)

 この場所は主にイカダの接岸・離岸を行う小島のエントランスとなる部分で、画面右上方向へ移動すると小島に入島してサバイバルパートが開始されます。この桟橋の特徴としては、ここでのみイカダへのアイテム移動が出来るという点と、【オオカミが追ってこられない安全地帯である】という点が挙げられます。なので、落ち着いて食事やアイテムクラフトをしたい場合は桟橋を利用することをオススメします。

[序盤の脅威となる AFFLICTIONS(状態異常)たち]
Burned Skin(火傷)

  • 焚き火の火を踏んでしまうことで火傷を負います。
  • THIRST が急激に減少していきます。
  • 治療するには Aloe(アロエ)か Bandage(包帯)が必要です。
v 0.3.008以降、焚き火による火傷のシステムは潰されてしまったので、今のところ火傷を負うような状況は存在しません。)


Wet(濡れた状態)

  • 川下り中に落水するか雨に降られるとこの状態になります。
  • 徐々に体温が低下していきます。
  • 焚き火で休息するか屋内で睡眠を取ると Wet は消失します。

Laceration(裂傷)

  • 主にオオカミの攻撃を受けると裂傷を負います。
  • 移動速度が若干低下し、空腹値と疲労値の減少速度が速くなります(要検証)。
  • 進行すると Staph Infection(細菌感染症)へと悪化します。
  • 治療するには Stitching Kit(裁縫キット)か Bandage(包帯)が必要です。

Broken Bone(骨折)

  • イノシシの突進が直撃すると骨折します。
  • 移動速度が極端に低下し、ダッシュも出来なくなります。
  • 治療するには Splint(添え木)が必要です。



序盤を乗り切るための要点は以上です。
ではいよいよスターターガイドの最終章。罠を作成してウサギを捕りましょう。

[Stone Knife(石のナイフ)を作る]


 Stone Knife はアイテム欄の TOOLBELT に表示される最初の重要アイテムです。
ゲーム開始時に既にレシピが存在していることからも、その重要度は推して知るべしといったところですが、要は単純な話で、Stone Knife を作ると罠を中心とした様々なアイテムの作成が可能になってサバイバルの幅がグンと広がるので、Stone Knife の作成が序盤の最重要目的だという事です(回りくどくてスミマセン)。


Stone Knife のレシピは Flint(火打ち石)x2と、
[スタート地点での準備] の項で説明した Braided Cord x1です。

【TIPS】
v 0.5.002 からTOOLBELTのアイテムに 耐久値 が追加され、耐久値を使い切るとアイテムが消滅してしまうようになりました。消滅したアイテムは再びクラフトで作成しなければならないので、特に使用頻度の高い Stone Knife の耐久値には注意しておき、消滅したらすぐにまた作成できるよう準備しておくといいでしょう。




残り耐久値はアイテムアイコンのほか、
アイテムの詳細説明欄でも確認できます。

[Snare(スネアトラップ)を作る]
 Stone Knife を作ると各種罠の作成が可能になるので、まずは Snare を作ってみましょう。このトラップはウサギの足を引っ掛けて逆さ吊りにするトラップです。少ない素材で作れるので練習にうってつけ。



必要なものは Braided Cord x2Sapling x2、そして Stone Knife です。

[罠を仕掛けてウサギを捕る]
 Snare が出来たら待望(?)のウサギ捕りです。
まずウサギの活動時間帯ですが、ウサギは日中しか巣穴の外に出てこないので、必然的にウサギを捕るのは 日中限定 になります。ウサギを見つけたらとりあえず近付いてみましょう。Scout が近付くとウサギは慌てて巣穴に逃げ込むので、このウサギが逃げ込んだ巣穴の上に Snare を仕掛けます。罠のショートカットメニュー(デフォルトはテンキーの [3])から Snare を選択すると任意の位置に Snare を設置出来るので、円形の縄の部分がちょうど巣穴の上に来るように罠を設置します。


        こんな感じ。

 罠を設置したら一旦巣穴から離れましょう(画面外に巣穴が消える程度まで)。
すると警戒を解いたウサギが巣穴から出てくるので、上手くいけばウサギが巣穴から出た瞬間に罠にかかります(ウサギがかかると罠の作動音がするので、音をよく聞いておくこと)。首尾よくいったら罠を設置した場所へ戻り、かかったウサギを回収しましょう。

 これで Dead Rabbit(死んだウサギ)が手に入りました。
あとはクラフト画面で解体をして、Raw Meat(生肉)Rabbit Hide(ウサギの皮)に分けたら完了です。生肉は幾つか利用方法がありますが、せっかくなので最初の生肉は景気よく焚き火で焼いてガッと食べてしまいましょう。空腹値が35も回復します。



【罠の耐久値について】
例えば罠を間違えて設置してしまった場合、その罠が未作動なら任意に回収して再設置することが出来ます。この時に減少するのが 罠の耐久値 です。罠の耐久値はショートカットの[3]を押すことで表示されるリストから対象の罠にカーソルを当てると表示され、このパーセンテージがゼロになると回収・再設置が出来なくなります(新品の罠はパーセンテージが表示されません)。未作動の罠はだいたい3回ほどで回収・再設置が出来なくなるので、罠を設置する際はくれぐれも慎重に。


    一度設置して回収したSnare。




以上でスターターガイドは終了です。
お疲れさまでした。

[最後にオススメのクラフトアイテムをひとつ]
 サバイバルにおいて “繰り出せる手数が多い” というのはそれだけで強力な武器です。つまり、所持できるアイテムは多ければ多いほど良い。そんなときに便利なのがこのクラフトアイテムです。

Pouch(ポーチ)
  • 使用するとScoutのアイテムスロットを4つ増やしてくれるという便利アイテム。
  • レシピは Rabbit Hide(ウサギの皮) x2 と Stitching Kit(裁縫キット) x1。

 ぶっちゃけてしまうと、最終的にこのアイテムを紹介したかったがためにスターターガイドを “ウサギ捕り” で終えたところはあります。序盤を乗り切ったら是非このアイテムの作成を狙ってみてください。面白いほどサバイバル生活に余裕が出てくると思いますので。



というわけで、今度こそ本当にスターターガイドを終了します。

[おしまいに]
 ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
The Flame in the Flood は確かに難易度の高いゲームですが、それは決して理不尽なものではなく、数多の死を乗り越えて臨機応変さを身に付けていくことで次第に対応していくことの出来る、手ごたえある難易度のゲームだと個人的には思っています。

 当ガイドが The Flame in the Flood の “手ごたえ” を掴む足がかりになれば、これ以上嬉しいことはありません。それから最初にも書きましたが、当ガイドは作成者のプレイ経験に基づいて書かれているので絶対解ではありません。その点ももう一度、あしからず。






それではみなさん、よい終末を。


12 Comments
かいひもたん 3 Mar, 2020 @ 5:53pm 
大変参考になりました。
今更ではありますが、続編のガイドがあれば読みたいと思いました。
ステップアップガイドみたいなものがあればなぁと。
Kasetsu  [author] 9 Sep, 2017 @ 8:52pm 
DarkSKさんありがとうございます!
あくまでガイドとしてどこまで情報を書いてしまっていいのか?という線引きには悩みましたので、役立つものになっていたのならとても嬉しいです:ThreeTrees:
DarkSK 7 Sep, 2017 @ 5:51pm 
死んで覚える系のゲームとは言え、普通にプレイしていて気が付きにくい事もあるので、
このガイドは大変役に立ちました。:D:
ibrookly 28 Aug, 2017 @ 9:33am 
zika
Kasetsu  [author] 12 May, 2016 @ 6:10am 
CeleG1820さんコメントありがとうございます:Letter:
どうぞ終末のお供に役立ててやってください:HunkerDown:
CeleG1820 9 May, 2016 @ 11:41pm 
大変わかりやすく読ませていただきました。参考にさせてもらいます。:ss13ok:
Kasetsu  [author] 28 Dec, 2015 @ 5:57am 
SodaCrackerさんありがとうございます:happyBUD:
まだガイドが最新バージョンに対応していなくてスミマセン~:sc_stop:

ストーリーモード楽しみですね。個人的にはScoutとAesopのふれあいがもっと増えていったら嬉しいです。
SodaCracker 27 Dec, 2015 @ 11:23am 
こちらのガイドを参考にして楽しくプレイしています。
はじめのとっかかりとして素晴らしいものでした。
実装予定のストーリーモードも楽しみですね:D:
Kasetsu  [author] 13 Oct, 2015 @ 3:56am 
mikuraさんありがとうございます!
勢いで作ってしまったのでガイドとしての体面を保てているか不安でしたが、
お役に立てたのなら幸いです:p2cube:
mikura 12 Oct, 2015 @ 3:29am 
お手本の様な素晴らしいガイドですね:surprise:
プレイ上で重宝させて頂いてます:Amane: