残念ながら、チップが安いGoP3において、さらにレートも安い5kは魔境です。
しかも倍率が低いと魔境度がアップします。
通常のプレイングではなかなかお目にかけない１ハンド目のオールインもまれではありません。
そういうのには原則として付き合うべきではありません。
初見では本当にモンスターハンドが来ているのか、ポーカーは勇気のゲームと勘違いしているのか、スピン数を回したいだけなのか、Aがハンド→無条件オールイン的思考なのか（でも馬鹿にできない戦術ではあります）判別ができないからです。

付き合ってもいいのは、ハンドがQQ以上のトップペアであるときぐらいにしましょう。
それでも２０％ほどの確率で負けることはあるのは肝に銘じておきましょう。

スートの同じAKでは多少分はいいものの半々で負けることがあるのでお勧めはできません。ですけど、Aで見切りオールインしてきた相手にはそれなりに勝てるでしょう。

ブラフと確信している、あるいはAで見切りオールインしてきたと確信しているのでしたらA7あたりまでは勝負してもいいラインだとは思いますが、すべてがすべてブラフという保障はありません。

また、不幸にもその手の馬鹿が二人オールインして一人去っていくという光景も目にすることはありますが、そのときは半分あきらめましょう。
でもそこから逆転できなくはありません。

相手の行動原理を１０ハンドぐらいで見極めます。
主に注目するべき点は、

・プリフロップオールイン率（２０％以上に感じたらA持ったらオールインするような輩です）
・プリフロップの参加率（低ければ慎重で、大抵強いハンドでしか参加せず、高ければ弱いハンドでも参加してくる）
・プリフロップのレイズ率（３０％以上してきた場合はどんなハンドでもレイズしてくる可能性が高いです）
・レイズに対してのコール・リレイズ率（乗るようなのは基本的にブラフが通じないと思ってください）
・レイズに対してのコール率（ごくまれにですがコールしかしてこない輩がいます）
・ショーダウンしたときのハンド（あらゆる要素の確定に役立ちますが、おまけ程度だと思ってください）

あと、致命的とはいわないがそこそこ高額な掛け金（１５０ぐらい）をかけてて降りる奴は基本的にうまいです。

これらの情報を参考にして、相手が参加するであろう手の広さとプレイ方針を見極め、リスク管理をしましょう。

・・・しかし、１０ハンドやっているころには下手したらブラインドが３桁に届く可能性も出てきますし、まじめな話、３人でやるのと２人でやるのはかなり勝手が違います。駆け引きの要素はありますが、手札の引きが非常に悪い波が来て３連敗すると、如何に損失を防いでも250～500の損失になり、致命傷になりかねないレベルです。致命傷を負うにせよ負わせたにせよ、あと一撃二撃で沈む場合、そこには駆け引きの要素は残っていなく、多少のリスクを背負って止めを刺しにいくかどうかのレベルになってしまいます。

まあ、何が言いたいのかというと、相手の名前を控えておいて記録する分には次回あたったときに参考になりますが、短期決戦ではデータが役に立つのは良くて3ハンドです。役に立つとは思えません。

・・・なので、運ゲーなんであきらめてください！・・・というのは簡単ですが、それではこの文章の存在意義はほとんどありません。ならどうするか？

分の悪い運ゲーをせず、分のいい運ゲーをすればいいのです。

戦略なんて知らない、ベットの重要性が良くわからない、ブラフができない、そもそも魔境ではブラフは通じない可能性が高い（プレイングスキルが低い相手にはブラフは有効ではありません）。
なら、ハイリスクな勝負していきましょう。
以下、戦略の指針です。

・プリフロップで確率上位（２人相手で勝率４０％以上）を取ったら原則オールインです。
・Aがある場合、スートが同じなら4以上、スート違いの8以上ならオールイン
・Kの場合、スートが同じなら8以上、スート違いの10以上ならオールイン
・Qの場合、スートが同じなら9以上、スート違いの10以上ならオールイン
・ペアが入った場合は、55以上ならオールイン
・それ以外は慎重に、カード次第では即フォールド、AKQもってたら少しは大胆に、でもフロップで負けてたら降りることも辞さないで
・先にオールインされたときは、相手のプレイスタイル、特にオールイン回数を思い返す。１～２回だったらQQ以上でのみ受ける。それを超えるようなら通常進行で問題ない
・最初に序盤のオールインは危険とは書きましたが、あなたからやる分にはまったく問題ありません。
・獲得賞金は気にしないでください。あなたがやろうとしていることはギャンブルです。

覚え方は
　しばく！鳩とGOGO！
でいいです。

ちなみに短期決戦になり回転率も上がります。